血中アルコール濃度 計算
体重・性別・純アルコール量・飲酒後の経過時間から、血中アルコール濃度の目安を計算します。
このページの数値はウィドマーク法を参考にした推定値です。実際の濃度や運転可否を判定するものではありません。
血中アルコール濃度を計算する
飲酒量が分からない場合は、先に純アルコール量計算で飲み物ごとの合計を確認してください。下の例では60kg・純アルコール40g・飲酒終了から1時間を入力しています。
現在の推定値
計算例:体重60kg・純アルコール40g・1時間経過
- 吸収後の推定ピーク
- 0.98‰
- 分解を差し引いた値
- 0.83‰
血中アルコール濃度計算の見方
血中アルコール濃度は、血液中にアルコールがどの程度存在すると推定されるかを表す値です。このツールは、飲んだ純アルコール量を体重と分布係数で割り、飲酒終了からの時間に一定の分解量を差し引いて目安を示します。
表示される「ピーク」は、飲酒した量が体内に吸収された後の理論上の最大値に近い参考値です。実際には、飲む速さ、食事の有無、胃腸の状態、睡眠、体調、薬、肝機能などで吸収と分解の進み方が変わります。数値が小さくても、眠気やふらつきがあれば安全な状態とはいえません。
| 表示 | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| 推定ピーク | 純アルコール量が吸収された場合の計算上の値 | 飲酒直後の実測値ではありません。 |
| 経過後の推定値 | ピークから仮の分解量を差し引いた値 | 分解速度は人によって異なります。 |
| 0.0‰表示 | この式で0未満になったため0に丸めた値 | 実際の血中濃度が0という意味ではありません。 |
計算式と入力値の準備
経過後の推定値 = 推定ピーク − 0.15(‰/時間)×経過時間
純アルコール量は、飲み物の容量とアルコール度数から求めます。目安の式は「容量(ml)×度数(%)÷100×0.8」です。たとえばビール500ml・5%なら20g、チューハイ350ml・7%なら19.6gです。複数の飲み物を飲んだ場合は、それぞれを計算して合計します。
このページでは一般的な推定係数として0.68と0.55を用意しています。係数は体水分量の違いを近似するための値で、年齢、体格、体脂肪率、体調を細かく反映するものではありません。自分に合う実測値を再現する機能ではないため、数字の比較や記録の参考にとどめてください。
純アルコール量と血中アルコール濃度は別の指標です。純アルコール量は飲み物に含まれるアルコールの重さ、血中アルコール濃度は体内に吸収された後の濃度の推定です。飲んだ量が同じでも、体重、係数、時間、吸収条件が違えば表示は変わります。
| 飲み物の例 | 容量・度数 | 純アルコール量 |
|---|---|---|
| ビール | 500ml・5% | 約20g |
| チューハイ | 350ml・7% | 約19.6g |
| ワイン | 120ml・12% | 約11.5g |
| 日本酒 | 180ml・15% | 約21.6g |
入力例を比較するときのポイント
同じ飲酒量でも、体重と選んだ係数によって計算上のピークは変わります。次の表は、純アルコール量を同じ40gとして条件だけを変えた例です。表の数値は、アルコールが吸収されたと仮定したピークの計算例であり、実際の測定結果ではありません。
| 体重 | 係数 | 純アルコール量 | 推定ピーク | 読み方 |
|---|---|---|---|---|
| 50kg | 0.68 | 40g | 約1.18‰ | 体重が軽いほど同じ量を割る分母が小さくなります。 |
| 60kg | 0.68 | 40g | 約0.98‰ | このページの初期入力に近い例です。 |
| 80kg | 0.68 | 40g | 約0.74‰ | 体重だけで安全性を判断することはできません。 |
| 60kg | 0.55 | 40g | 約1.21‰ | 係数を変えた数学上の比較で、個人の実測値ではありません。 |
この比較から分かるのは、入力条件が結果に影響するということだけです。体重が多い人なら多く飲んでもよい、係数が大きい人なら早く運転できる、といった結論にはなりません。飲む量を少なくする、飲酒後の移動手段を先に決める、翌日の予定に余裕を持たせるといった行動のほうが安全管理には重要です。
記録に残すと役立つ項目
健康管理の記録として使う場合は、結果の数字だけでなく、飲み始めた時刻、飲み終えた時刻、飲み物の種類、容量、度数、食事の有無、睡眠時間、体調もメモします。翌日に体調不良が残った場合、どの条件で起きたかを振り返りやすくなります。服薬中、妊娠中、肝臓や胃腸の病気がある場合は、計算で自己判断せず、飲酒について医師や薬剤師に相談してください。
血中アルコール濃度計算の使い方
- 推定係数を選び、体重をkgで入力します。入力できる範囲は30〜300kgです。
- 純アルコール量をgで入力します。商品ラベルに容量と度数がある場合は、純アルコール量計算で合計できます。
- 飲酒を終えてから経過した時間を入力します。飲酒開始からではなく、最後に飲み終えた時点から数えるのがポイントです。
- 「計算する」を押すと、推定ピークと経過後の推定値が表示されます。結果を記録する場合も、入力した条件を一緒に残してください。
例として、体重60kgの人が純アルコール40gを摂取し、1時間経過した条件では、ピーク約0.98‰、経過後約0.83‰と表示されます。この値は入力条件を式に当てはめた結果であり、呼気検査・血液検査の代わりにはなりません。
推定値が実際とずれる理由
- 吸収速度の違い:空腹で飲んだか、食事と一緒だったか、短時間に飲んだかでピークに達する時間が変わります。
- 分解速度の違い:肝機能、体調、睡眠、薬の使用、飲酒習慣などで同じ量でも経過が変わります。
- 入力の誤差:グラスの容量、実際の注いだ量、商品ごとの度数がラベルと一致しないことがあります。
- 症状との一致ではない:酔いの自覚が弱くても判断力や反応速度に影響が出ることがあります。
このツールを使う前に確認すること
最初に、知りたいものが「飲んだ純アルコール量」なのか「血中アルコール濃度の推定」なのかを分けてください。飲み物の容量や度数を合計したいだけなら、アルコール量計算のほうが入力に適しています。血圧、睡眠、体重など別の健康指標と同じように、このツールの数字も一つの条件を式に当てはめた参考値です。
飲酒後に「自分は大丈夫」と確認する目的で繰り返し計算するのは避けてください。推定値が低く見えても、眠気、ふらつき、吐き気、判断力の低下があるなら休み、周囲に相談します。意識や呼吸に異常があるときは、血中濃度の計算より救急相談を優先してください。
計算できないこと
このページは、血液中の濃度を実際に測るものではありません。呼気中アルコール濃度への変換、アルコールが完全に抜ける時刻、二日酔いの強さ、薬との相互作用、個別の健康リスクも判定できません。入力値を細かくしても、推定式の不確実さがなくなるわけではないため、結果を過信しないでください。
また、未成年者、妊娠中の方、授乳中の方、治療中の方、アルコールに弱い体質の方は、計算結果を飲酒の根拠にしないでください。飲酒を控える必要があるか迷うときは、専門家に相談することを優先します。
飲酒量の記録や振り返りに使うときも、数字ではなく体調と安全を最優先にしてください。
運転・危険作業・服薬の判断に使わないでください
血中アルコール濃度計算の結果から、運転できる時刻、アルコールが抜けた時刻、仕事や入浴が安全な時刻を決めることはできません。飲酒後は車、自転車、キックボード、機械などを操作しないでください。少しでも体調に異常がある場合は一人にならず、周囲に助けを求めてください。
意識がもうろうとする、呼吸が遅い、繰り返し吐く、体が冷たい、反応が乏しいなどの症状がある場合は、計算を続けず救急要請を優先してください。
血中アルコール濃度計算のよくある質問
関連する健康計算ツール
参考情報
飲酒量や健康への影響については、商品ラベルや公的機関の情報を優先してください。厚生労働省の健康に配慮した飲酒に関するガイドラインも確認できます。
このページは一般的な計算方法を紹介するもので、血液検査、呼気検査、医療診断、運転可否の判定を行うものではありません。